ミニマル・フレーズという、2~5単語程度の短いフレーズで【効率よく】英単語・熟語を覚えることを意図している本「システム英単語」のご紹介をします。
著者: 霜康司、 刀祢雅彦
出版社:駿台文庫
何(目的)に向いている本か?
目的 | |
大学受験 | ◎ |
TOEIC受験 | ? |
英検受験 | ? |
英語原書を読む | 〇 |
英会話 | △ |
こんな人におすすめ
大学受験生向け
どんな本なのか?
受験予備校の老舗:駿台予備校の出版社「駿台文庫」から刊行されている、人気の高い本です。
その大きな特徴は、「ミニマル・フレーズ」。
英単語・熟語を覚える際、文章で覚えるのではなく、2~5フレーズくらいの「熟語レベル」のものを覚えていく、といった本です。
長文の中で英単語・熟語を覚えようというZ会とは対照的な考え方ですね。
恐らく駿台では「英単語・熟語を覚える」という勉強を、ほぼそれ単独で何度も何度もフレーズを読んだり、音声を聴きながら身につけていこうとの考え方なのでしょうね。
Z会は、単語を覚える際、多読、速読なども併せて行っていこうとの狙いがありそうなので。
どちらが良い、とかではなく、それぞれの考え方なのでしょうね。
掲載語数
必出単語数2000、多義語180
音声データ
別売りの「システム英単語CD」があります。
本書の使い方
音声CDも購入し、隙間時間などを利用して、何度も何度も聴いたり、音読すると良いです。
半ば無意識に口に付いて出るようになれば素晴らしいですね。
本書の良い点
必要最小限のフレーズを覚えていけば良い点です。
各フレーズの発音などもよく分かります。
留意点
CDが別売りなので、本とCDで3500円を超えます。
この本のみだと、リスニング力はつきません。実践的なリスニング用の音声は別途用意しましょう。
ちなみに、
私自身は本書を購入していません。
DUO 3.0(短文型の本)を終えた後、次は「熟語型」の本にトライしようと思ったのですが、その際、ビジネス英単語・熟語も覚えていきたかったので「金のフレーズ」を選んだからです。
「DUO 3.0などと掲載される英単語・熟語のダブりがあり、さらにもう一冊熟語型の本を購入するのは非効率」と考え、本書を購入しなかったのです。
とは言え、「金のフレーズ」選択の際、比較検討のため、本書の中身も読んでいます。
最後に、話を戻します。
Amazonの書評を見てもわかるように、とくに時間の制約がある大学受験生には人気のある書です。
英単語・熟語本をお探しの際は、手にとって中身を見ていると良いです。
本屋によっては、「内容確認用」のサンプル本を用意していたりしますので。
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