英語のヒアリング力、スピーキング力などを鍛える強力な手段として、
【シャドーイング】という方法があります。
まずは、シャドーイングについておさらいします。
シャドーイングとは、耳から聴こえてくる英文を聴いて、声に出して「影」のように後を追って「口に出す(スピーキング)」トレーニング方法のことです。
口に出すためには、正確に英語を聴き取れなければなりませんので、ヒアリングの練習となりますし、流れてくる英文の速さと同じ速さで正確に話さなければなりませんので、スピーキングの練習となります。
そんなシャドーイングを行うにあたっても、ポイントがあります。
それは、
ヘッドフォンを用いて【シャドーイング】をすることです。
なぜか?
「自分の出す声で、流れてくる英文が聴こえなくなるのを避けるため」です。
まあ、慣れてきたらヘッドフォン無しでもできるようになりますが、とくに最初はヘッドフォンを用いて、聴くことと話すことを分離するのがおすすめです。
ヘッドフォンに関しては、基本的にはどんなものでも良いと思います。
私は、下の写真のようなノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンを使っています。
5,000円くらいの手頃な料金で手に入りますよ。空調の音など「継続的にゴーっという感じで鳴っている音」に対して効き目が大きいです。人の声は、案外に聴こえてきますけどね。充電後は15時間くらいノイズキャンセリング機能が使えます。
最初は、ご自身が意味を知っている、それほど長くない文章をシャドーイングすれば良いかと思います。
おすすめとしては、まず挙げられるのが、英単語・熟語本の例文が良いです。具体的な書名は、【DUO 3.0】、【でる順パス単】辺りです。
10~20単語程度で構成された文章が次々と流れてきますので「単語レベルでしっかりと聴きとったうえで、口から出していく」というトレーニングを何度も何度も繰り返すと良いと思います。
これ以外だと、【TOEIC公式問題集】のヒアリングのスクリプトが良いですね。
公式本の場合、10~20単語程度の文章が、幾文章か固まって話されていますので、こちらもシャドーイングに適していると思います。
また、同じ文章ばかりだと飽きるならば、上記の文章を適度に混ぜ合わせてシャドーイングすると良いですね。適度に混ぜ合わせるとはいえ、各々を何度も繰り返すことが大切です。
以上です。
ご参考になれば幸いです。
なお、本ブログで取り上げさせて頂いた本は、こちらです。
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