2020年、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、医療機関、政府の方々、そして私たち国民は多大な労力を払って対策、対応を行っています。
今、大変に苦しい環境下にある私たちですが、
振り返ってみれば、私たち人類は、何度も何度もウィルスの脅威にさらされてきました。
ほんの10~20年前にも、SARSや新型インフルエンザなどで大変な状況があったのですが、このような世界的な危機の合間の期間、このような大きな危機が10年くらいのスパンで起きうることを十分に認識して準備を続けていた、とは言い難いかもしれません。
私などは、危機と危機の合間、危機に備えての心構えが全くできていなかった、と反省しきりです。
さて、ここで関連した内容に、話題は展開します。
TEDの話題です。
マイクロソフトの創業者である、あのビル・ゲイツ氏が、TEDにおいて、
現代人の最大の脅威として、【ウィルス感染の脅威】を挙げていたのです。
そのTALKは、今から5年前、2015年4月にアップされています。
すでに2900万回以上視聴されています。
2015年と言えば、新型インフルエンザの感染が終了して数年たった頃ですね。
その映像は、こちらです(音量に注意してクリックしてください)。
ビル・ゲイツ氏の声が、案外に甲高いのは意外ですが、さすがスピーチをする機会が多い方らしく、聴き取りやすく、分かりやすい内容のスピーチです。
何と42種類もの字幕があり、TEDの講演の中ではかなりの多言語対応をされている動画です。
この動画でビル・ゲイツ氏は、次のような主張をされています。
・これまでの私たちの脅威は「核、ミサイル」であったけれど、現代の私たちの脅威は「ウィルス、細菌」である。
・エボラ出血熱やスペイン風邪を例に取り、感染の危険性を訴えるとともに、現代のIT技術なども加えた、しっかりとした体制の整備(病院・健康保証システムの整備、専門家チームの待機、ワクチンなどの研究・開発)がとても大切である。
・私たちは、これらを、喫緊の課題として早急に対応しなければならない。
今回の感染拡大においては、喫緊の課題の一つとして、経済的な損失への対応に焦点が当たり勝ちかも知れませんが、
今回こそ、しっかりと上記のような体制を整備すべく、しっかりと声を上げ続けることが大切だと思います。
加えて、英語のリスニングのためにも、ぜひ、このビル・ゲイツ氏の動画をご覧になってください!
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