約11年振りに長短金利の逆転現象が発生したということで、景気後退、株価下落が噂されています。
個人的には、2018年10月のアップルショックでさえも、かなり株価が下落したと思っているのですが、これを超える下落があり得るということでしょうかね。
さて、
このような局面で
配当再投資を重視する中長期投資家はどうすれば良いのでしょうか?
やはり答えは、
【定期的に一定額分の株式を購入し続ける】ことではないかと思います。
株価が急落したからと言って、もう下がらないだろうと勝手に判断して、大幅買い増しするのは危険です。
一定額という点がポイントではないでしょうか。
巷では、リーマンショック時にうまく株式を購入できて大きく儲けた、との話を聞くことがありますが、それって結果オーライのケースも多いのではないかと推察します。
だって、リセッションの終わるタイミングなんて分からないですよ。
いつ株式が上昇に転じるのかを見極め、どのタイミングで買うのかを判断するなんて至難の業だと思います。
私自身は、会社分析、市場分析をしてみるのが面白く、個別株を買ったりしていますが、それでも基本は「時期・種類とも、分散して投資する」ことにしています。
さて、話を戻しますと。
やはり前述のとおり、従来通りに一定額の株式を購入し続けるとして。
具体的にどんな株式を購入するのか?
私は、米国株中心に、いわゆるディフェンシブ・セクターの株式を購入するのが良いと考えています。
しかも、連続増配中の会社、S&P生き残りの会社など、過去何度かのリセッションに耐えてきた会社です。
その上で、比較的割安な株式です。
そんな株式があるの?ということですが・・・
たしかに、今米国株が好調で、少し割高感がありますが。。。私が購入を考えている株式をピックアップしてみます。
まずは、生活必需品セクターでは?
コカ-コーラ(KO)、アルトリア(MO)が候補です。
このセクターで増配、生き残りなどの条件を加味すると、ペプシコ(PEP)、フィリップモリス(PM)、プロクター&ギャンブル(PG)なども候補に上がりますが、これら銘柄は今、相対的にかなり株価が上昇しています。
※少し前ならば、フィリップモリス株が大きく値を下げていましたが、あっという間に回復しましたので、もう購入タイミングではないと思います。
一方で、少し前、アルトリアも大きく値を下げた点では同じですが、こちらはまだ回復途上です。
ただ、たばこ系の銘柄はFDA(アメリカ食品医薬品局)のアナウンス、動向が株価に大きく影響しますので、あまり多くの投資はしにくいですね。
節度を持って投資したいです。
また、飲料系のペプシコ、食品系のプロクター&ギャンブルに関しては、今株価が高めだと思います。安定的に上昇している点は魅力的ですけどね。
コカ-コーラ(KO)に関しては、最近、予想より業績が低かったようで、株式下落を招いています。
アナリストによる企業評価が今ひとつな点は気になりますが、過去10年安定的に伸びていることから、現時点で相対的に割安ではないかと考えています。
そして、ヘルスケア・セクターでは?
ファイザー(PFE)が候補です。
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)も「あり」だとは思います。今回は買いませんけど。
ファイザー(PFE)は、ここ半年くらい、ほぼ株価が横ばいです。
過去10年、ほぼ上昇基調だったところに、現在の横ばい状況なので、購入を検討する価値あり、と考えています。
一方、もう一つのヘルスケアセクターの雄、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)は?
アスベスト混入疑惑報道で、12月に大きく株価を落としました(148.59ドルから121.00ドルまで落ちました)が、現在回復途上です。現在135~139ドルあたりをウロウロとしており、まだピーク時のちょうど半分くらいの回復ぶりなので、「購入の検討価値あり」です。
これ以外のセクターだと、通信系のAT&T(T)やベライゾン(VZ)辺りも検討の余地ありだとは思いますが、私は今回、見送っています。なので詳しくは書きません。
以上、こういった考え方で、4月も粛々と2〜3種類の株式を購入しようとしています。
最後に。
英国株にも高配当で魅力的な株式がありますが、EU離脱問題の真っ只中ということもあり、購入は控えています。
米国株以外に投資するならば、豪州株や世界分散的なETF(VTなど)に投資するのが良いのではないでしょうか。
難しい局面ですが、買い過ぎ、買わな過ぎることなく、粛々と続けていきたいな、と思います。
そのためには、(米国株購入資金でもある)日本株よ、もう少し上がってくれぇ、という感じです。
今回は以上です。
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