確定拠出年金(iDeCo)を活用するうえでの注意点について書いてみました。

前回のブログで、iDeCo(確定拠出年金)の大きな節税効果について語ってみました。

今回は iDeCo を活用するうえで注意したい点について書いてみます。

1つ目は?

というか、これがほぼ全てなのですが。。。

個人で金融商品を選んで運用する、という点です。

要するに、元本割れ(掛金総額より受取総額が小さくなる)する可能性がある、ということです。大切な老後資金が減るのは、とんでもないことですよね。

けれども。

そんな場合でも、元本確保されている金融商品が存在しています。

iDeCo をラインアップしている会社には、「定期預金保険商品を運用する」商品が存在しているはずです。

もちろん、おすすめのネット証券会社:SBI証券にもあります。

これら商品は、利息がほとんどゼロですけど、安定した資産となり得ます。

「えっ、利息ゼロ?メリットがない!」などと仰るなかれ。

iDeCo には、大きな節税効果があることを思い出してください。

ただ単に定期預金に入れておくと、ほぼ何も起きませんが・・・iDeCoで積立てると、自営業者などの第一号被保険者だと最大81.6万円の所得控除が受けられますから、その分、所得税と住民税が安くなるのです!

所得税は5%~45%まで段階的になっていますが、一応一般的なところで 10%をピックアップしてみると、住民税も10%の場合が多いので、税金は合計20%となります。

〔iDeCoの掛金×20%〕が節税額となります。

具体例を挙げると、年間で、上記81.6万円(最大)を掛けていると、年間16.32万円もの節税になります!

実質的な利息みたいなものですね。しかも年間20%もの利率の。

もう少し課税所得が高いと(課税所得が330万円を超え、695万円以下)、所得税20%なので、合計30%の課税=節税額となります!

そして、元本割れのリスクがあるとは言え。

もちろん各社では、各種投資信託商品をラインアップしていますので、それらで運用するのも「あり」です。

一般的には、リスク低め(普通預金、投資信託よりリスクが高いですよ)な投資方法として、国内・海外の株式・債券をバランスよく組み込んだインデックス投資商品で、しかも「管理料(運用会社の取り分です)」の安い商品で運用するのが王道ですね。

もちろん、SBI証券にも種々の商品がラインアップされています。

※今後、良さそうな商品がラインアップされたら、またブログに書きたいと思います。

そして2つ目は?

基本的には60歳まで引き出しできないことです。

現在、政府で加入期間の延長などを検討中なので、今後、積立て可能な期間引き出し可能となる時期が変更になる可能性はありますが、2018年時点では「60歳まで」引き出しできません。

なので、あまり無理して多額な掛金を投入していると、生活資金を圧迫する場合がある、ということです(ちなみに、掛金は変更可能です)。

まあ、年金目的で掛けるのが基本なのだから、引き出せないという前提で加入されている方が多いとは思いますので、それほど問題ではないかも知れません。

と言うよりは、強制的に天引きされて引き出せないお金がある方が、お金が貯まりやすいでしょうね。

まとめます。

iDeCo では、自身が金融商品を選ぶので、株などで構成された金融商品を選んで運用すると、元本割れの可能性があります。

そんなリスクを取りたくない場合は、元本保証の商品が用意されているはずなので、そちらを選択しましょう。

また、少しリスク(元本割れ)をとっても利益を出す可能性がある方がよい、という方は、日本/海外、株式/債券をバランスよく組み込んだインデックス投資商品を選ぶのも手です。管理料(=手数料)が安いことが必須です。

以上です。

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