よく、機関投資家が収益最大化を目指して運用するアクティブ・ファンドに比べ、
インデックス・ファンドの方が運用成績が良い、
と言われます。
アクティブファンドの75%が、インデックスファンドを下回っている、とのデータもあるようです。
なぜでしょうか?
主な理由は。
インデックス・ファンドの運用コストが圧倒的に安いからです。
アクティブ・ファンドでは、積極的な運用(=売買)を行うことで、その都度株式売買手数料がかかりますし、アクティブ運用のための投資顧問料などがかかる場合もあり、したがって一般に「運用コストが高い」のです。
一方、インデックス・ファンドは、基本的には、市場の動きに連動するポートフォリオを組んでおくと良いので、運用の手間が少なくて済みます。
バンガード社のインデックス・ファンド(正確にはETF)には、年間管理料が0.04%といった商品が存在しています。実質ゼロといっても良さそうな値です。
一般的に言うと、アクティブ・ファンドは、1.0%を超える管理手数料を取ることも多いので、、、
アクティブ・ファンドは、インデックス・ファンド(=市場平均)に比べ、1.0%以上上回る運用成績をおさめる必要があるのです。
一方、現代の市場は、ほぼ全て機関投資家による壮絶な競争の世界です。情報戦です。
そのような環境で、毎年コンスタントにインデックス・ファンドを1.0%以上、上回る成績を出し続けることが至難であることは明らかですよね。
ということで。
確率・統計的な見地で確実に資産を増やすためには、「長期的スパンで、多くの業界を網羅し管理料の安いインデックス商品」を、「月々積立て(ドルコスト平均的)ていく」ことが推奨されます。
面白味と言った点では不足していますが、できるだけリスクを減らし資産を増やすといった視点では、インデックス商品が強いのは確かでしょうね。
まあ、私の場合、株式投資を楽しみたい、との思いもあるため、個別株を買ったりしていますけどね。
それでも、「インデックス風に、各業界、各地、各時期に分けて」株式投資するようにしています。
投資活動に飽きてきたら、インデックスに買い替えていく可能性もあります。
そしてその時のために、情報収集は怠らないようにしたいとも思っています。
ぜひ、インデックス投資についても研究してみましょう!
以上です。
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