11月29日、宮崎県の各球場で行われていた
フェニックス・リーグが終りました。
巨人は、全17試合で【7勝8敗2引き分け】という結果でした。真ん中辺りの成績、可もなく不可もなくといった感じの成績でしたね。
さて。
このフェニックス・リーグは、ご存知の通り、別名(正式名?)秋季教育リーグとも言い、主に若手選手らが出場する場とも言えます。
そこで今回は、このフェニックス・リーグで活躍した、
巨人期待の若手選手をご紹介します!
まずは。
新人の井上温大投手
4試合に登板し、通算防御率1.67の素晴らしい成績を残しました!
とくに最終試合では、7回を投げ被安打1、与四死球3の無失点ピッチングを披露しました。その前の登板試合でも、8回を投げて被安打6、与四死球0、2失点の見事なピッチングでしたので、来季への期待大ですね。
井上温大投手は、上背175センチと大きくはありませんが、同じ巨人の田口投手、ヤクルトの石川、小川投手、オリックスの山岡投手はじめ、背が高くなくても活躍している投手は沢山いますので、これが大きなハンデとはならないに違いありません。
入団時より体重が5キロ増えたそうなので、この調子で怪我無く順調に伸びていけば、来季の1軍入りも十分にあり得ますね。
もちろん、あのソフトバンクに対抗するためには、もっともっと身体を大きくし、力を付けることが必須ですけどね。
そして。
2年目の横川凱投手
一昨年に入団した際、誰もが横川投手を「素材型」の投手と捉え、1軍で投げるにはそれなりの時間がかかるだろうと思っていたかもしれませんが・・・いやはや2年目にして1軍で投げ始めましたね。
このフェニックス・リーグでも好投し、計3試合で防御率1.42の素晴らしい成績を残しています。
横川凱投手の素晴らしいところは、ピンチでも粘れるところです。例えば、11月21日の試合のように、被安打が投球回数を上回るような時(5回を投げて被安打7与四死球3)でも、何とか粘って2失点に抑えています。
上記の試合では与四死球が多めですが、平均的には与四死球が少なく、変化球でストライクが取れるため、何とか粘れるのでしょうね。常勝軍団:大阪桐蔭高校での経験も大きいのでしょう。コンスタントに試合を作れます。
もちろん、横川凱投手においても、本人が課題として挙げているように直球のスピードアップが課題です。が、昨年1年間で「8キロ球速がアップ」したそうですから、まだまだ伸びていってほしいですね。
1軍公式戦の試合では、直球のスピードが139~144キロくらいでしたので、最低限5キロはアップしたいところです。
さらには。
新人の山瀬慎之介選手
打撃面で急激に伸びてきました。
元々肩が強く「守備型の捕手」と言われていました。が、打撃面で著しく進歩しています。
今年初めのイースタン・リーグの試合ではさっぱり打てませんでしたが、リーグ終盤から打つようになってきて、このフェニックス・リーグではちょうど.300(3割)の打率を残しました。
岸田行倫選手に続く捕手として目途が立ったように思えます。恐らく来季は2軍の正捕手として経験を積んでいくのでしょうね。楽しみです。
さらには。
エスタミー・ウレーニャ選手
イースタン・リーグでも好成績を残しており、このフェニックス・リーグでも.370の高打率を残しています。
ウレーニャ選手に関しては、もう2軍では無双状態なので、1軍に帯同して試合経験を積む段階にあるのではないでしょうか。
今シーズン中は、まだまだ1軍の雰囲気・スピードなどに慣れていない感じでしたけど、もう2軍ではなく、1軍の試合に出るべき選手でしょうね。
以上4選手が特に目立っていたように思います。
これ以外にも、
伸びている兆しを感じられた選手として、増田陸、伊藤海斗選手らを挙げておきたいし、ある程度経験のある選手としては、戸根千明投手(ピッチャーに専念していましたね)、古川侑利投手(調子の波が無くなれば、1軍レベルだと思います)らも好成績を残していましたね。
今年の日本シリーズで思い知らされたように、ソフトバンク、いやパ・リーグの壁は高いです。ここ数年、力の差を見せつけられています。
追いつき追い越すためには、若手選手の底上げ、ヒーローの出現が必須です。
来年に期待しましょう!
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