7月8日の巨人ー阪神戦において、
3対3の同点で迎えた8回表、巨人の攻撃の際、阪神は防御率0点代を誇るセットアッパーのジョンソン投手を登板させました。
巨人は1アウト後、不調に喘ぐ岡本和真選手がセンター前のヒットを放ちました。
そして。
岡本選手の代走に、先日の試合で見事な決勝犠打を放った増田大輝選手を送りました。
警戒を強めたジョンソン投手は1塁への牽制を2度行ったのですが、その2度目の牽制球が逸れてしまうことで、ランナーの増田大輝選手は2塁に進みました。
そして。
ランナー2塁で、ジョンソン投手がバッターの陽選手に第1球を投じた際、
何と増田大輝選手は、3盗を成功させました!
ジョンソン選手が投球フォームに入る直前には、もうスタートを切っていましたね。
投球自体もカーブだったので、キャッチャーは3塁に投げることすらできない、という相手の隙をついた見事な走塁でした!
まあ、阪神側のミスと言えばミスなのですけどね。
積極性が光りましたね!
さらに。
ランナー3塁となり、陽選手が打った打球はショート横のゴロだった訳ですが、、、
果敢にスタートを切っていた増田大輝選手は、相手ショートが後ろに逸らしたこともあり、
見事ホームイン、決勝点となりました。
多分、ショートが補球していても、セーフになるのではないかというくらいの見事なスタートでした!
試合後も、この素晴らしい「神走塁」は、原監督、元木コーチ、鈴木コーチらから絶賛されていましたね。
ヒーローインタビューも、増田大輝選手でした。
この、素晴らしい走塁を見ていると、恐らく多くのジャイアンツファンの方はそうだと思いますが、
往年の鈴木尚広選手(現、コーチ)を思い出しました。
試合の終盤の競った場面で代走で登場し、警戒されるなか、盗塁を成功させ、
ヒットはもちろん、内野ゴロ、浅目の外野フライでさえもホームに生還し、何度もジャイアンツの勝利に貢献してきた場面を思い出します。
今シーズン、原監督が就任した際、その鈴木尚広コーチに対して、「第2の鈴木尚広」を作るよう要請したといいますから、いかに第2次原政権を支えて来たかが分かります。
鈴木尚広選手は、警戒に警戒を重ねられた中、走って活路を開いてきました。
一方で今回の増田大輝選手の場合、相手チームの隙をついた走塁であり、次回以降は警戒されることと思います。
また、増田大輝選手は、今後、代走だけでなく、また違った役割として、バリバリのレギュラー選手として長年活躍していく可能性も大いにあります。
若い増田大輝選手には、大いなる前途が開けている訳ですが、
まずはこの、走塁で輝けば良いのではないでしょうか。
今後が楽しみですね!
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